素材ごとの特徴やケア:人工素材編

こんにちは、谷家屋です。

テーマは前回に引き続き「素材ごとの特徴やケア」です。

本日は人工素材編!

特に、あまり素材に詳しくない方におすすめの内容になっております。

日々の生活に役立つ内容となっておりますので、最後まで読んでいただけますと幸いです。

今回は以下の素材について解説していきます!

・ポリエステル ・ポリウレタン ・ナイロン ・アクリル

それぞれの素材は、この指標で5段階評価していきます。

・丈夫さ ・長持ち ・値段

高い方が丈夫で、長持ちし、値段が高いという評価です。

それでは見ていきましょう!

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ポリエステル



・丈夫さ…★★★★☆

・長持ち…★★★☆☆

・値段…★☆☆☆☆

特徴

ポリエステルは、人工繊維の中でも特に使われることが多い素材で、値段も安く国内では最も多く生産されています。

原材料は石油で、一口にポリエステルといってもさまざまな種類があります。

エアリズムや学生服などにも使われており、皆さんも必ず着たことがあるはず。

ポリエステルは軽さが大きな特徴であり、シルキーなタッチも相まって着心地の良さは抜群です。

シワになりにくく速乾性にも優れているため、洗濯もしやすく、気軽に着ることが出来ます。

人工繊維の中では熱に強く、日光にも強いため、綺麗な状態での保管も難しくありません。

ナイロンに次いで摩耗にも強く、耐久性もあります。

しかし、汚れを吸着しやすい特性があり、一度汚れるとなかなか取るのが難しい点や、色落ちしやすい、静電気が起こりやすいといったデメリットもあります。

毛玉ができやすいのも難点です。

また、人工繊維全般に言えることですが、肌への負担が天然繊維よりも大きく、肌の弱い方は注意が必要です。

ケア

ポリエステルは洗濯で縮むこともなく、摩耗にも強いため、基本的に洗濯は簡単です。

色落ちに関しては起こりやすいものと起こりにくいものがあり、品質タグをよく見てお手入れするようにしましょう。

また、汚れの吸着力の高さから、洗濯で一度落ちた汚れをまた吸着してしまう再汚染が起こりやすい素材でもあります。

汚れのついた他の服とは一緒に洗濯しない、適切な洗剤量で洗うなどの注意が必要です。

熱には強いため、当て布をすれば中程度の温度でアイロンは当てられます。

しかし、シワもつきにくいためあまりアイロンの必要もないかもしれません。

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ポリウレタン



・丈夫さ…★★☆☆☆

・長持ち…★☆☆☆☆

・値段……★★★★☆

特徴

ポリウレタンは、ポリエステルと同じく石油から作られた素材で、2種類の化学物質を結合させ反応させることで生まれた化合物の総称です。

かなりざっくりとした分類なので、一口にポリウレタンと言ってもさまざまな種類があります。

ストレッチデニムに使われているような伸縮性に優れたものから、フェイクレザーやコートなどのコーティング材としても使われています。

軽くシワができにくい特性を持ち、便利な素材です。

石油からできていることもあり値段が安いことも魅力。

しかし空気中の熱や水分、紫外線などによって経年劣化してしまうことが最大の弱点です。

皆さんも伸縮性のある服から白い繊維が飛び出てきたり、コーティングの表面がポロポロと剥がれてしまった経験はあるのではないでしょうか?

寿命は製造から2~3年と言われており、ポリウレタンが使われている商品を購入する際には、劣化してしまうという前提で考える必要があります。

あくまで製造から2~3年ですので、特にセールや古着でポリウレタンの入った服を購入される際にはご注意ください。

接着樹脂として、布の貼り付けに表記なしで使われることもあるため、気をつけましょう。

ケア

ポリウレタンは熱や水分に特に弱い繊維です。

劣化を防ぐことはできませんが、雨のに濡れたまま放置するなどはNGです。

また乾燥機の熱にも弱いため、濡れた場合は水分を拭き取ってから自然乾燥するようにしましょう。

シワがつきにくい素材なので元々必要ないかもしれませんが、アイロンをかけると劣化や溶解の原因となってしまいます。

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ナイロン



・丈夫さ…★★★★★

・長持ち…★★★★★

・値段……★★☆☆☆

特徴

ナイロンもポリエステルやポリウレタンのように石油から作られた繊維です。

ナイロンジャケットやナイロンバッグなどで馴染みのある素材ではないでしょうか?

1番の特徴はその耐久性です。

引っ張っても簡単には破けず、表面も滑らかで摩擦にも強い性質があります。

弾力性が強いため、型崩れしにくく服のシルエットが保たれやすくなっています。

劣化にも強く、天然繊維の天敵である虫や油、カビや油などを物ともせず、薬品や海水にもびくともしません。

しかし熱には弱く、ビニール袋のようにすぐに溶けてしまうため、それだけは注意が必要です。

見た目が安っぽいという点がデメリットとされることもありますが、レザーのようにぬめりのある上品なナイロンも開発されており、

ピンからキリまであるといえます。

ほとんどの繊維にある吸湿性はなく、蒸れてしまう性質がありますが、代わりに水を弾くことができるため雨具として優秀です。

ケア

ナイロンは非常に熱に弱いため、アイロンや乾燥機は大敵です。

しかし、水には強いため洗濯には気を使う必要がありません。

かなり両極端な素材であると言えますが、熱にさえ気をつければかなり長く使うことができる素材と言えます。

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アクリル



・丈夫さ…★★☆☆☆

・長持ち…★★★☆☆

・値段……★★☆☆☆

特徴

アクリルはポリエステル、ナイロンと並び三大合成繊維と呼ばれる素材です。

石油を原料としており、アクリル繊維はウールのようなふっくらとした柔らかな風合いが特徴です。

ウールと同じようにニットや靴下によく使用されています。

ウールに似て弾力がある素材なので、皺にもなりにくい性質があります。

1番の違いは値段の差で、ウールよりもかなり値段が低いため、価格を下げるためにウールと混紡されることもあります。

吸水性が低く、虫食いなどに強く長持ちしやすいのもウールとの大きな違いです。

しかし同時に吸水性の低さから、ウールに比べ着心地の悪さを若干感じることもあるかもしれません。

毛玉はできやすく、あまり摩擦には強くありません。

またアクリルは静電気が起こりやすく、冬場は注意が必要になりますし、ほこりがついてしまう原因にもなります。

ケア

アクリルはウールに比べても水に強いため、ウール混紡などされていなければ選択できることが多いです。 ※品質表示タグはしっかり確認してください。

その際毛玉ができないよう、ネットに入れるのも忘れてはいけません。

熱には弱いので、できるだけ乾燥機は使わない方が良いでしょう。

しわになりにくいのでアイロンは必要ないと思われますが、かける場合は低温で当て布をして行うのがベストです。

静電気が起きやすい性質があるので、静電気防止のブラッシングなどを行うことでより快適に着ることができます。

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以上が主な人工素材の特徴とケアのポイントです。


特性を理解して、あなたの大事なお洋服と長く付き合えるように役立てていただけますと幸いです。


もっとマイナーな素材についてもご要望があれば解説しますので、ぜひご意見をお聞かせくださいませ。

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