素材ごとの特徴やケア:天然素材編

素材ごとの特徴やケア:天然素材編

こんにちは、谷家屋です。

本日のテーマは「素材ごとの特徴やケア」です。

特に、あまり素材に詳しくない方におすすめの内容になっております!

日々の生活に役立つ内容となっておりますので、最後まで読んでいただけますと幸いです。

長くなりそうなので、天然素材編と人工素材編に分けてお届けいたします。

今回は以下の素材について解説していきます!

・コットン

・ウール

・リネン

・シルク

それぞれの素材は、この指標で5段階評価していきます。

・丈夫さ

・長持ち

・値段

高い方が丈夫で、長持ちし、値段が高いという評価です。

それでは見ていきましょう!

__________________________________

コットン



・丈夫さ…★★★☆☆

・長持ち…★★★★☆

・値段…★★☆☆☆



特徴

コットンは、衣服に最も多く使われる天然素材で、馴染みが深いものです。

Tシャツやワイシャツ、スウェット、デニムやチノ素材まで、あらゆる服にコットンは使われています。

木綿の種から取れる白い綿が原材料で、世界の繊維生産量の30%を占めていると言われています。



スーピマコットン・ギザコットン・新疆綿などのように、繊維が長いほうが滑らかで光沢感のある仕上がりになるため、高級になっていきます。

コットンには天然素材ならではの吸水性・吸湿性があり、また吸収した水分を外に放出してくれるため、通気性も高いという特徴があります。

繊維の中が空洞のため、冬は空気を含んで暖かく、夏は汗を吸収し発散することで涼しいため、年間を通して着ることができます。

繊維の先が丸く柔らかい手触りで、肌の弱い方も荒れることなく使用できます。

染色がしやすく、柔らかい生地から硬い生地まで加工も簡単なため、使用しやすいという生産者目線のメリットもあります。

速乾性はないため、乾きにくい場所では乾燥に時間がかかり、臭いがついてしまうことはあります。

また、水を吸うことで糸の太さが変わり、生地の歪みやしわができやすいというデメリットもあります。



ケア

コットンはケアも簡単です。

中性洗剤から弱アルカリ性洗剤まで使うことができ、熱にも強いため乾燥機にかけることもできます。

もし生乾きの匂いがついてしまった場合には、煮沸することで雑菌を取り除き、臭いを消すことができます

__________________________________

ウール

・丈夫さ…★★☆☆☆

・長持ち…★★★☆☆

・値段……★★★☆☆

特徴

ウールとは主にメリノ種をはじめとした羊の毛からできた素材を指します。

一頭から4.5kgほどのウールが取れるそうです。

ウールといえば、冬によく登場する素材ですね。

それもそのはず、ウールは一本一本がちじれた構造になっており、間にたくさん空気を含むため保温性が高いというのが1番の特徴です。

熱が伝わりにくい素材でもあるため、実は夏に使われることもあります。

毛がちじれていることで、伸縮性もあり着心地が良いのも特徴です。

弾性が高いためシワにもなりにくく、シワができてもスチームですぐに消すことができます。

またウールは表面が鱗状のキューティクルで覆われているため汚れがつきにくく、油分もあるため雨などによる汚れもはじきます。

デメリットとしては、毛羽立ちがしやすい、伸びやすいという点などがあります。

ケア

ウールはコットンに比べケアが大変な素材です。

ウールを水で洗うとフェルト化して硬くなってしまい、縮んでしまいます。

また元々含まれている油分が抜けてしまうため、艶のある風合いが失われてしまいます。

保管にも注意が必要です。

ウールは動物性タンパク質でできているため、虫食いが起こりやすく、シーズンの終わりには綺麗な状態で虫が発生しない場所に保管する必要があります。

__________________________________

リネン



・丈夫さ…★★★★☆

・長持ち…★★★★★

・値段……★★★☆☆

特徴

リネンは、ハーブの一種である亜麻の茎から作られる素材です。



麻はざらざらとした質感がありますが、リネンはその中で比較的柔らかく、着やすいものになっています。

1番の魅力は、リネンが持つナチュラルで柔らかな質感。独特のシワ感は渋く優しげな雰囲気を演出します。

ミイラを巻くための布に使われたり、古代ローマでも愛用されていたりと、人類最古の繊維とも呼ばれ長く親しまれてきました。

他の天然繊維に比べ丈夫で、100年以上使用されたリネン製品もあると言います。

リネンにはペクチンと呼ばれる天然成分が含まれ、それによって汚れが滲みにくく落ちやすいという特徴も。

それに加え殺菌効果も持っています。

またリネンはコットンの4倍吸水性に優れており、また通気性や撥水性にも優れているため、濡れてもすぐに乾く性質があります。

その作用で夏は涼しい着心地なのに加え、繊維の中が空洞になっていることで冬は暖かい、万能な素材です。

デメリットとしては、水を吸い込んだ時や洗濯した際に縮んでしまいやすい点が挙げられます。

またハリのある素材であるためシワが寄りやすかったり、ネップと呼ばれる毛玉のような節ができやすいのも特徴です。



ケア


リネンは水にも汚れにも強く、ケアがかなり簡単な素材です。

そのため、洗濯機で洗濯することができ、漂白剤なども必要ありません。

しかし、お湯や乾燥機を使用すると大きな縮みが発生してしまうので注意が必要です。

摩耗にはあまり強くないため、ネットに入れて洗濯するようにしましょう。

__________________________________

シルク



・丈夫さ…★☆☆☆☆

・長持ち…★★☆☆☆

・値段……★★★★★

特徴


シルクとは、蚕という蛾の幼虫が作った繭から取れる天然繊維です。



その生産方法から大量生産が難しく、日本でも古くから高級素材として愛されてきました。

シルクの特徴はなんといってもその滑らかさと上品な光沢感です。

シルクの断面は三角形で、繊維構造も複雑であるため、光が中で乱反射することで独特の光沢が生まれています。

デリケートな蚕を守るために生まれた繊維なので、吸湿性・放湿性のほかにも、通気性や保温性にも優れた素材になっています。

またシルクは動物性タンパク質でできており、人間の肌と近いため、静電気も起きにくいと言われています。そのおかげで埃や塵の付着も防いでくれます。

また滑らかなシルクの表面は摩擦が少なく、肌にも優しいのが特徴。

紫外線を90%カットする機能もあり、美容にはぴったりの素材です。

デメリットとしては、表面が滑らかなため傷やひっかけの跡が目立ってしまうという点があります。

ダメージには弱い素材ですので、慎重に扱う必要があります。

ケア

シルクは繊維が細く摩擦に弱い素材ですので、洗濯機ではなく手洗いをしなければいけません。

紫外線を吸収する特性がありましたが、吸収すればするほど黄変してしまうという特性もあり、日に当たらないよう保管する必要があります。

また動物性タンパク質であるため、ウールに比べると少ないものの虫食いが発生することがあります。

虫が発生しないよう密閉するなどして保管しましょう。

__________________________________

以上が主な天然素材の特徴とケアのポイントです。


特性を理解することで少しでも長く、良い状態で服と付き合っていくことができます。


次回は人工素材について解説しますので、ぜひそちらもご覧くださいませ。

谷家屋

14回の閲覧0件のコメント

最新記事

すべて表示
DSC_3844.jpg